夜を照らす産業の灯…製糖工場フル稼働
煌々とライトの光が照らすなか操業を続ける
宮古製糖城辺工場=城辺砂川
ことしもサトウキビ製糖期が始まって2週間が経ち、 製糖工場は24時間体制のフル稼働に入っている。 島内各地のほ場から収穫されたサトウキビを昼夜問わず絞り続ける。
最近はハーベスターの収穫量増加に伴い、 悪天候時には原料不足で工場を止めることもあるが、 ことしは1月にしては良い天気が続いて順調に操業している。
昨年9月末に宮古島地方に接近した台風17号の被害により懸念されていた品質は、 予想以上の回復を見せている。
宮古製糖城辺工場では、 開始当初こそ低調だったが徐々に上昇しており、 22日までに甘蔗糖度13度台後半まで上がっている。 このままで行けば今期は質・量ともに好成績が期待できそうだ。
ことしは製糖期に入ってからは初日に雨が降ったものの、 概ね天候に恵まれている。
ハーベスターの収穫面積は申し込みで50%を超えているが、 これまでは滞りなく稼働しているようだ。
気象台の向こう1週間予報によると、 中頃から気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすく、 所によっては雨が降るもよう。
降水確率は26・27日に40%、 その他は20~30%。
宮古新報