名前入り認識票発見 浦添・沢岻の陣地壕
浦添市沢岻の壕で見つかった認識票と万年筆、印鑑。
「第二中隊」「六九號」と刻まれた認識票も出土した
=21日、那覇市楚辺の国吉さん宅
浦添市沢岻の陣地壕で、「陸軍経技准尉 上山正比古」と刻名された認識票や「志村金太郎」と刻まれた万年筆、「片岡」と彫られた印鑑が21日までに見つかった。
いずれも沖縄戦当時のものとみられ、この壕で遺骨を収集している那覇市の国吉勇さん(73)が発見した。「持ち主の遺族がいればお返ししたい」と情報提供を呼び掛けている。
肩書と氏名が刻まれた認識票は銅製で楕円形(だえんけい)をしており、長径4・5センチ、短径3・5センチ。壕内の通路の地中約1メートルから出土した。
印鑑は水晶製で長さ3・7センチ、長径1・2センチ、短径1・0センチ。壕の奥にある畳1枚分の部屋の地中約40センチから見つかった。いずれも今月2日に出土した。
万年筆はベークライト製で長さ12・8センチ、直径1・1センチ。氏名は胴部分に彫られている。色あせたとみられ、茶褐色になっている。壕内の通路の地中約1メートルから今月15日に見つかった。
国吉さんは認識票について「過去にも県内の壕で何枚も見つけたが、肩書と氏名がそろって刻まれているのは珍しい。遺族に返す手がかりになると思う」と話した。
問い合わせは国吉さん、
電話098(853)6580。
(新里健)
沖縄タイムス