「とうがにあやぐ」歌碑建立へ地鎮祭
宮古で古くから歌い継がれてきた 「とうがにあやぐ」 の歌碑建立に向けた地鎮祭が23日、 市平良のカママ嶺公園で執り行われた。
沖縄宮古民謡協会 (天久勝義会長) の創立40周年記念事業の一環。 天久会長は 「古里の伝統文化の発展を願い計画した。 実現が近づき、 感無量。
完成後は 『とうがにあやぐ』 に関連するイベントを催し、 ミャークアーグ (宮古の歌) の良さを県内、 全国に向けて発信したい」 と完成を心待ちにした。
とうがにあやぐは、 「宮古人魂 (気質) を如実にあらわす唄」、
「座開きの唄」 として古くから祝宴の席などで歌われてきた。
今回、 実行委員会 (宮国喜効委員長) を中心に 「先人が残した古謡を、 国内外に響し (とぅゆまし)、 古里の伝統芸能の継承発展と宮古島の一層の繁栄、安泰」を願って歌碑建立を計画した。
地鎮祭では、 同協会と宮古民謡協会 (本村博昭会長)、 宮古民謡保存協会 (友利元誠会長) の会員らが三線を手にとうがにあやぐを合唱。 天久会長と古波蔵和夫沖縄宮古郷友連合会長、 同協会と連合会両方の顧問を務める兼島恵孝さんがくわ入れを行い、 工事の安全を祈願した。 場所提供などの面で支援した宮古島市の下地敏彦市長も出席した。
歌碑は石材に御影石を使用。 大きさは高さ1・2㍍、 幅2㍍になるという。 3番までの歌詞と、 台座には歌碑建立の趣旨、 協賛者・団体の名前が刻まれる。
3月4日の 「サンシンの日」 に除幕式を予定。 当日は歌碑前でテレビ中継を通じて 「とうがにあやぐ」 の生演奏の様子を県内外に発信することにしている。
宮古新報