那覇・大石公園でヤギ2頭誕生 園児立ち会い
園児たちが見守る中、生まれたばかりの
子ヤギ2頭をを舐める母ヤギのカマドゥー
=23日午前11時28分、那覇市識名・大石公園
(勝浦大輔撮影)
那覇市識名の大石公園で飼育される雌ヤギ「カマドゥー」が
23日午前、地域の人たちが見守る中、出産した。
情操教育や公園の発展につなげたいと有志が3年前から飼育。同日は、楚辺すみれ保育園の園児約40人が立ち会い、雄と雌2頭の誕生を喜んだ。
午前10時40分ごろ、園児たちの「頑張れ」というエールを受けて、1頭目の雄ヤギが産まれた。
「かわいい」「うれしいね」と園児らも感激。4歳の知念めいちゃん、高橋凜ちゃん、堀川美友ちゃんは、産まれて数十分で乳を求め、立ち上がる子ヤギの姿に「すごい」と驚いていた。
2頭目の雌ヤギは午前11時すぎに誕生。1頭目より小柄でなかなか立つことができなかったが、子どもたちは約1時間、親子を見つめ続けた。
大石公園ヒージャー愛好会の大城永一会長(65)は「地域の人みんなが、誕生を心待ちにしていた。子どもたちと立ち会えてよかった」と目を細めた。園内のヤギはこれで22頭に。「ますますにぎやかになる」と期待を寄せた。
沖縄タイムス