ベルリン映画祭に沖縄紹介ブース
県と沖縄観光コンベンションビューローは2月7日からドイツで始まる「ベルリン国際映画祭」のフィルムマーケットに沖縄のロケ地や観光、芸能文化を紹介するブースを初めて出展する。
沖縄を舞台にした映画「カラカラ」が同映画祭で上映されることを受けて、県の受け入れ態勢や実績をアピールする。
ドキュメンタリー映画「よみがえる琉球芸能 江戸上り」の上映もあり、世界の映画関係者に沖縄のロケ地や文化コンテンツの魅力を発信する。
ベルリン国際映画祭はカンヌ、ベネチアと並ぶ三大国際映画祭で、100カ国から約8千人が来場。マーケットには57カ国から400業者が出展、作品の買い付けやロケ地情報を求めて65カ国から映画製作関係者ら約1700人が訪れる。
県はブースでロケ地や過去に沖縄で撮影された映画・ドラマを紹介するほか、会場周辺のカフェレストランを1日貸し切って、三線の演奏や県産アクションヒーロードラマ「ハルサーエイカー」のショーなどを披露する「沖縄イベント」も企画。
ヨーロッパ精鋭の映画プロデューサーが所属する団体ACE(エース)にターゲットを絞って招待状を送り、沖縄の認知度向上とロケ誘致を狙う。
映画「よみがえる琉球芸能 江戸上り」をプロデュースしたシネマ沖縄の末吉真也代表は「琉球の伝統芸能や文化を世界に紹介する貴重な機会になる。
映画祭を基点に沖縄の文化が世界に広がるきっかけになることを期待したい」と話した。
沖縄タイムス