多彩情報 住民に元気 「冨祖崎だより」
毎月発刊、151号
公民館だよりの作成に取り組む広報委員会
=南城市佐敷冨祖崎区公民館
【南城】公民館だよりを発行して13年余になる南城市佐敷冨祖崎区(玉寄勉区長)は10日、「融和・協調・団結」をテーマに掲げ、元日の朝日をカラー写真で掲載した新年号を発行した。
たよりは、生活に密着した情報や行事を多くの区民に知ってもらい、住民の融和と地域の発展に寄与しようと1999年10月号からスタートした。
当時の島田照明区長を中心に会計の吉田勝さん、知念進顧問役らが編集に携わって第1号を発行。その後、屋嘉部景盛さん、屋良幸弘さんを経て、現在4代目の玉寄区長に引き継がれ、以来毎月1回発行している。
151号の新春をことほぐ公民館だよりは、1面に玉寄区長をはじめ楚南幸明区老人クラブ会長、玉寄百合子婦人会長ら、各団体代表の年頭あいさつのほか、13日から始まったサトウキビの出荷の記事も掲載。有志会の議事録要旨や第21回字誌編集委員会、老人クラブの忘年会、10周年を迎えたイルミネーションの点灯式の模様がカラー写真で紹介されている。
当初はB4判白黒1ページ刷りだったのを、2001年9月、パソコン導入を契機にA3判に拡大し、両面刷りに充実した。
夏休みに入ると児童たちの活動ぶりを特集。子どもが親しみやすく読んで楽しい紙面作りに工夫を凝らしている。
毎号に世帯、人口数も表示され動向がひと目で分かる。
以前、広報委員を務めた屋良勉さん(75)は「児童の入学、卒業のことや、みんなが知りたい区行事がたくさん載っている。区民から好評で、内容も充実して読むのが楽しい」と話した。
(知花幸栄通信員)
琉球新報