那覇市東町に離島生徒支援セ建設へ
【那覇支局】
県教育庁 (大城浩教育長) は29日までに、 離島・へき地出身の高校生が利用できる寄宿舎 (寮) 機能を備えた 「離島児童・生徒支援センター (仮称)」 の建設地を、 那覇市東町の市有地 (約1274平方㍍) とする方針を固めた。 2013年度の着工を目指している。
建設候補地は那覇市営住宅跡地。 同庁によると当初、 市樋川の県有地 (那覇市教育委員会跡地、 約1802平方㍍) に建設を検討していたが、 市側が同跡地を使用したい意向を示し、 同市東町の市有地の活用を提案したという。 現在、 取得方法などについて協議を進めている。
同庁では本年度事業費は1290万円を計上しており、 設置候補地や施設規模、 運営方法などに関する調査を実施し、 基本計画をまとめる方針。 担当課によると、 7~8カ所の候補地を調査した結果、 モノレール旭橋駅や那覇バスターミナルに近いなど通学の利便性が高いことなどから、 同市有地へのセンター建設を有力視している。
入居対象は、 多良間など高校がない離島地域出身の生徒。 宮古島市や石垣市、 久米島町などは、 今のところ対象から外している。
同庁では13年度当初予算案に基本・実施設計費などを盛り込みたい考えで、 知事部局と調整を進めている。 一括交付金を活用する見通し。
宮古新報