[米・テキサス]勇壮なエイサー披露 国際フェス
地元のインターナショナルフェアで琉球國祭り太鼓の舞を
披露したテキサス支部メンバーら=アメリカテキサス州
【クリッシー悦子通信員】
琉球國祭り太鼓テキサス支部(ヴォングルニゲン・与古田・智枝支部長、うるま市出身)は11月3日、リッチモンド市のコミュニティーパークで開かれたインターナショナルフェスティバルでエイサーを披露した。
同フェスティバルはヒューストン郊外のフォートベンド郡教育委員会の主催。さまざまな人種が住み、国際色豊かな同郡の文化を住民と共有することを目的に、毎年開かれている。
インド、メキシコ、中国などの伝統芸能が紹介された中、祭り太鼓のメンバー15人が「ミルクムナリ」「年中口説」など勇壮で躍動感あふれるエイサーを披露し、観衆から盛んな声援を受けた。
今回は特に、これまでキッズクラスで練習してきたライアン・スペンス君(13)=宜野湾市出身の仲本育子さん長男=やリアーナ・ノーマンさん(12)=那覇市出身の令絵・ノーマンさんの長女=らが初めて祭り太鼓ジュニアとして、大人のメンバーに交じって演舞した。
黒に「琉球國」の刺しゅうが施された衣装に身を包んだジュニアたちは緊張の中にも誇らしげに演舞し、自信をつけた様子だった。
同支部は2008年に結成され、会員が30人余。4年目のことしは地域のイベントや教育機関からの招待など、年間40回ほどのイベントに出場し、地域で沖縄の伝統芸能の普及に貢献している。
沖縄タイムス