あすキャンプイン 球団続々
市民の歓迎を受け、続々と石垣入りする川満投手(手前右)、
大嶺投手(左端)ら=30日、石垣空港
歓迎の花束を受け取る阪神タイガースの和田豊監督(左)
=30日、那覇空港
歓迎の花束を受け取る東京ヤクルトスワローズの小川淳司監督(前列左から3人目)や選手ら=30日午後1時、那覇空港
2月1日から始まるプロ野球の春季キャンプを前に30日、阪神タイガースと東京ヤクルトスワローズが那覇空港に到着した。千葉ロッテマリーンズは石垣空港に入り、市民らの歓迎をうけた。
31日には、昨季パ・リーグ覇者の日本ハムと横浜DeNAが沖縄に、楽天が久米島入りする。すでに沖縄入りしている中日、オリックスと合わせて8球団が県内で始動する。
宮崎県では2年連続日本一を目指す巨人をはじめ、広島、西武、ソフトバンクの4球団がスタートを切る。ソフトバンクのルーキー東浜巨(亜大)も宮崎でプロとして本格スタートする。
西岡・福留に期待感
宜野座協力会が阪神歓迎
阪神は11回目の宜野座村キャンプに向けて、和田豊監督とコーチら21人がそろって那覇空港に到着した。30分後には今季から阪神に移籍した、元メジャーリーガーの西岡剛と福留孝介も沖縄入りした。
空港では宜野座村のキャンプ協力会17人が出迎え、和田監督に花束を贈呈。
協力会会長も務める當眞淳同村長は「西岡と福留の両選手が新たに加わる。去年は5位だったので、新しいチームとなって良い成績を残してほしい。今年はWBCの関係で例年より短い3週間のキャンプだが、イベントも企画しているのでぜひ多くの人に足を運んでもらいたい」と来場を呼び掛けた。
ロッテ川満 きりっ
石垣市民ら、大嶺・伊志嶺も歓迎
【石垣】プロ野球千葉ロッテマリーンズの選手やスタッフら約80人が30日夕、石垣入りした。石垣空港では地元協力会や市内の少年野球チームの児童をはじめ、市民約130人が歓迎。昨季5位からの巻き返しに期待した。
ロッテの石垣キャンプは6年目。歓迎セレモニーでは中村家國球団社長や伊東勤新監督、成瀬善久選手会長に花束が手渡された。
漢那政弘副市長は一昨年に市内で行われた、同球団の日本一記念パレードの光景が「まだ目に焼き付いている」とし、「優勝して、再び島でパレードしてほしい」と激励した。中村社長は「すばらしい環境でキャンプできることを喜んでいる」と感謝。今季のチームスローガン「翔破~頂点を目指して~」を掲げ、飛躍を誓った。
県出身でドラフト2位の川満寛弥投手は初キャンプに引き締まった表情。同じく県出身の伊志嶺翔大外野手や大嶺祐太投手ら注目選手が市民の歓声を受け、バスに乗り込んだ。
ヤクルト今年こそ 比屋根に熱視線
ヤクルトは選手やスタッフ約40人が沖縄入りした。自主トレなどですでにいる選手を含め、60人以上が開幕に向けて準備を整える。
空港には、キャンプ地浦添市の協力会がユニホームを着て出迎えをした。積洋一協力会長は「球場も得点板などを改装し、受け入れの準備は万全。新たな気持ちで頑張って、公式戦で結果を出してほしい」と力を込めた。すでに沖縄入りしている比屋根渉外野手(沖尚高出)について「成長した姿をみるのが楽しみ」と目を細めた。
小川淳司監督は「今年こそ、という思いがどんどん強くなってきている。キャンプでは課題のスタミナを中心に強化し、1年間継続してしっかり戦いたい」と意気込んだ。
沖縄タイムス