本部観光は運転手付き 町、タクシー会社連携
もとぶ観光タクシーをPRする運転手と町の担当者
=1月30日、本部町役場
【本部】
本部町はタクシー会社などと連携し、町内の観光地を巡る「もとぶ観光タクシー」を運行する周遊観光実証調査事業を始めた。1月21日から2月末まで無料の試験運行をしている。海洋博公園だけでなく、国指定天然記念物「塩川」などの“穴場スポット”や中心街に観光客を引き込み、町内の滞在時間と経済効果を増やすことが狙い。
もとぶ観光タクシーは事前に予約し、海洋博公園と町内の各ホテルから発着する。コースは、普段入れない八重岳頂上などを巡る「大自然満喫コース」と「本部の桜お花見&タンカン狩りコース」の二つ。運転手は事前に研修を受け、ガイドや写真撮影もする。
同事業は2012~16年度の5カ年計画。今後は事務局を設置し、予算面で町の支援を受けながら乗客からも利用料をもらい運行する。
17年度以降は事務局の独立採算による運行を目指す。12年度の事業費は約1千万円で一括交付金を活用した。
もとぶ観光タクシーは、ボンネットとドアに目印のステッカーを貼っている。1月31日までに延べ18台が稼働した。
利用者へのアンケートでは「知らなかった観光地を知ることができ、良かった」などの感想が寄せられているという。
もとぶ観光タクシーの申し込みは、
セルリアン・ブルー (電話)098(941)6828。
琉球新報