満開の花で開港迎えよう 苗2万本、市民に配布へ
17日に一斉清掃も計画
新石垣空港開港後に訪れる観光客らを花で迎えようと、石垣市が準備を進めている花いっぱい運動は、2万本の花で沿道を飾る計画だ。
石垣市シルバー人材センターと、八重山農林高校などで苗づくりが進められている。市は4日、多くの市民の参加を目的に「島まち美しゃ」(花と緑とクリーン作戦)実行委員会(委員長・中山義隆市長、委員32人)を結成、2月17日に苗の配布と一斉清掃を行うことを決めた。
花の維持管理は自治会など配布先に行ってもらうことにしており、市は8日午後6時から公民館、婦人会、プロパーらを対象に説明会を開催する。3月2日の開港式典から7日の開港日に合わせて花を満開にするには適切な維持管理が欠かせない。市は説明会で管理の方法を伝え、協力を求める考えだ。苗の配布と清掃は17日午前9時から正午にかけて行う。
花はマリーゴールドやインパチェンス、サルビアの3種を用意。4鉢入りのプランター4500個、路地植用2000鉢を用意し、市内全域の主要道路に配置する。
石垣市シルバー人材センターではマリーゴールド1万本の苗が栽培されている。昨年12月13日に種まきしたもので、現在はシルバーの会員がつぼみを選定して開花調整を行っている。
副委員長で石垣市民憲章推進協議会会長の桃原由紀子会長は「客を迎えるときはまず掃除から。そういう意味で今回の事業は意義がある。これを契機に美しいまちづくりを定着させていきたい」と話した。
八重山毎日新聞