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ポルトガル語版 移民100年史完成 [ブラジル]OKINAWA

2013年2月6日 - スタッフ公式
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[ブラジル]ポルトガル語版 移民100年史完成 
県人会「意義深い」
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ポルトガル語版の「県人移民100年史」を手にするブラジル沖縄県人会の与那嶺真次会長=ブラジル
 【堀江剛史通信員】
ブラジル沖縄県人会(与那嶺真次会長)は「県人移民100年史」(298ページ、3千部)を昨年末に刊行、会員らに配布した。ポルトガル語による沖縄移民の歴史全体を扱った書籍は初めて。
 移民90周年史「ブラジル沖縄県人移民史-笠戸丸から90年」(2000年刊行)を翻訳し、移住100周年を迎えた08年までの記録を追記した。
 同史が00年度沖縄タイムス出版文化賞の特別賞を受けたことをきっかけにポルトガル語版の出版計画が立ち上がり、05年から本格的な作業を開始した。
 移住の始まった経緯、戦前、戦中、戦後の沖縄コミュニティーの状況、県人会の歴史、県人らによる座談会など10章で構成されている。
 編纂(へんさん)委員会の垣花輝明実行委員長は「沖縄留学生OBでつくる『うりずん会』の若いメンバー含め、延べ30人以上が関わった。校正には苦労したが無事完成し良かった」と話した。
 昨年12月にあった出版記念会には、会員ら約150人が出席。与那嶺会長は「ブラジル移民史上でも重要な沖縄県人の歴史を、後の世代に分かる形で残せたことは本当に意義深い」と満足の表情を見せていた。
  沖縄タイムス

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