メニュー

感謝込め記念碑建立 (星野集落・八重山)

2013年2月7日 - スタッフ公式
LINEで送る
Pocket

感謝込め記念碑建立 星野集落
地域の生活支える水源地に
null
 星野公民館(砂川光輝館長)の「森と水の碑」建立式典が6日午後、同集落西側にある水源地のファーナン川上流で行われ、神司が石碑(高さ約50センチ、周囲約150センチ)に「あがりから 命つなぐる 天のいと」と書き込み、長年、地域住民の生活を支えてきた水源地に感謝した。
 式典では、前館長の金城政男さん(58)が「先輩たちが苦労し、守ってきた水源を守ることが、私たちの責務。記念碑を建てられたことは感慨深い」とあいさつした。
 2010年に集落の入植60周年記念式典を行った際、地域の歴史をまとめたところ、年2回の水源地清掃はあったが、感謝の儀が行われていないことが分かり、感謝の気持ちを残そうと、碑文に「命の水がどれほど大事なものか」の意味を込め記念碑を建立することを決めた。
 星野集落は1950年、大宜味村などからの入植で形成され、
今年で63年を迎える。
 入植当時、水源の確保が集落の最重要課題として軍民両政府に対し、整備を陳情。1959年に弁務官資金4500ドル(当時の日本円で5、6000万円)を活用して水源地を確保した。
 飲料水などとして使用されてきたが、石垣市の簡易水道一元化にともない、2000年からは農業用水や雑用水として現在も利用されている。
   八重山毎日新聞

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です