紫イモで甘く色鮮やかに スイーツ講座に関心高く
宮古島産紫イモを使ったスイーツ講座 (主催・市農政課) が6日、 市働く女性の家で行われた。
海藻を材料にしたパールアガーなどゲル化剤メーカー富士商事 (東京都) の名越恵二さんが同社商品を活用したプリンや羊かん、 水まんじゅう、 ゼリーなどの作り方を指導。
修学旅行民泊の受入れ農家をはじめ市給食センターや保育所の栄養士、 調理師ら37人が参加し、 甘く色鮮やかなデザートの作り方を勉強していた。
同講座は子供の食育への活用や紫イモとの関わりの場を設けるきっかけづくり、 地元での消費拡大やブランド化を図るため行われた。 同社は食品添加物や製菓材料などの老舗メーカーであり、 パールアガーや柑橘類から抽出したペクチンを主原料にした素材を使ったデザートを教えた。
参加者は名越さんからゲル化剤の上手な使い方やデザート作りのコツなどを教わった。 宮古島産紫イモペーストの鮮やかな色にも感心していた。
平良狩俣で修旅民泊を行っている手塚倶子さんは 「自宅の庭で紫イモを栽培しているので、 きちんとした講習を受けてみたかった。 自分で色々作ってみたがどうもしっくりしなかった。
紫イモは色がきれいなので高校生にも好評。
今はローゼルやパッションフルーツを使っているが、 紫イモも喜んでくれると思うので一緒にお菓子を作りたい」 と話した。
また参加者全員に同市の加工場で製造した紫イモの餡の試供品が贈られた。
宮古新報