弟へ ありがとうの手紙 大城凪さん最優秀
受賞を喜ぶ大城凪さん(左)と弟の祥太郎君
身近な人に感謝の気持ちを伝える「ありがとうの手紙コンテスト2012」の最優秀賞に那覇市立高良小3年の大城凪さん(8)が選ばれた。
手紙には大好きな弟、祥太郎君(6)への思いをつづった。凪さんは「一番良い賞を取れてうれしい。妹の純鈴も一緒にずっと仲良しでいたい」と喜んだ。
子どもたちの思いやりの心を育もうとファミリーマート(本社・東京都)が主催し、今年で4回目。小学生が対象で、応募数過去最多の4万4554人から21人に選出された。
13日、同小で表彰式が開かれ、家族が見守る中、沖縄ファミリーマートの大城健一専務取締役から凪さんに賞状が手渡された。
手紙=写真=は、虫取りが好きな弟のためにセミの形にして、羽を開くと文字が見えるようにするなど工夫も。4月から小学生になる祥太郎君も「凪と一緒に学校へ通うのが楽しみ」と笑顔。父親の義克さん(42)は「思いやりの気持ちを忘れずに育ってほしい」と、仲むつまじい2人の様子に目を細めていた。
沖縄タイムス