勇壮獅子舞で厄払い、比嘉で旧二十日正月祭
比嘉自治会 (平良健会長) 主催の2012年度 「旧二十日正月祭」 が1日午後2時から集落内で行われ、 獅子舞が公民館やリフォームの家などの厄払いを行うとともに豊年と無病息災を祈願した。
公民館の比嘉地域総合施設で始まった祭では、 平良会長が 「多くの皆さんが参加し、 盛大に旧二十日正月祭ができることは大変な喜びである。 これからの豊年や無病息災、 集落の活力、 豊かで安全安心を祈願していきたい」 などとあいさつした。 また在沖縄郷友会代表の砂川榮吉さんも来賓あいさつし、 伝統行事の重要性を強調した。
このあと2頭の獅子と自治会役員らを先頭に、 マーニ (クロツグ) の葉を頭に巻いた住民らが同施設を3回練り歩き厄払いを行った。
公民館前の広場では三線の演奏とともにホラガイ、 太鼓、 鉦 (かね) の音が鳴り響くなか獅子舞が勇壮に繰り広げられ、 その周囲を住民らが円陣を描いて手拍子を取りながら踊った。
また西城小学校3年の児童たちも祭の様子を見学し、 踊りに加わり盛り上げていた。
公民館での踊りを終えると、 リフォームした家や農機具 (ハーベスター、 ブルトラなど) を新しく購入した6軒の家の厄払いも行われた。
旧二十日正月祭は、 100年にわたって継承されている歴史的な伝統行事で、 旧暦の1月20日に行われることから 「ハツカショウガツ」 と呼ばれている。
宮古新報