3年間の思い出胸に、宮古4校576人巣立つ
卒業証書を受け取る生徒=宮古高校
3年間ともに学んだ仲間や後輩たちと記念撮影する
卒業生ら=宮古高校
県立高校の2012年度卒業式が1日、 一斉に挙行された。
宮古地区は宮古、 宮古工業、 宮古総合実業、 伊良部の4校576人が3年間学んだ校舎に別れを告げ、 多くの思い出と希望を胸に新しい一歩を踏み出した。
それぞれの会場では保護者や在校生、 教職員らが生徒たちの旅立ちの舞台を温かく見守った。 各校の校長は卒業生一人一人に証書を手渡し、 夢に向かってはばたく生徒たちにはなむけの言葉を贈った。
宮古高校 (川満健校長) の第65回卒業式は午前9時半から、 同校体育館で挙行された。 普通科197人、 理数科76人の計273人が在校生や教職員、 保護者に見守られながら、 3年間通った学びやを巣立った。
学事報告のあと、 川満校長が 「卒業おめでとう。 皆さんは本日、 3年間過ごした学舎からそれぞれの人生に向かって巣立っていく。 これまで支援をいただいた多くの方々に感謝し、 さらに高みを目指して力強く、 たくましく、 着実に歩んでもらいたい」 と生徒たちの門出を祝福した。
奈良俊一郎PTA会長は 「皆さんはそれぞれ、 自身で選んだ道に向かって歩み出すことになる。 自らの描く大きな夢の実現に向けてひたむきに打ち込んでほしい。 ときには困難もあるだろうが、 自分を信じ、 本校で学んだ3年間を糧に何事にもチャレンジしてほしい」 と祝辞を述べた。
在校生を代表して下地大春くんが 「晴れ晴れしい期待とともに
不安もあるかもしれないが、 これからもしっかり前を向いて頑張ってほしい」 と送辞を述べた。
答辞で卒業生代表の新城大作くん、 砂川彩希さんが 「この3年間は一生忘れることのできない宝物。 進む道は違っても私たちの絆は永遠。 これから先どんな困難にぶつかっても力強く歩んでいく」 と決意を述べた。
式典ではこのほか、 3カ年、 6カ年、 12カ年皆勤者、 3カ年連続成績優秀者も表彰され、 会場からは地道に努力を積み重ねた生徒たちに大きな拍手が送られた。
宮古新報