キックベースで交流、知的障害者スポーツ大会
キックベースボールを楽しむ参加者たち=宮古青少年の家
2012年度宮古地区知的障害者スポーツ大会 (主催・NPО法人宮古地区手をつなぐ育成会など) が2日、 県立宮古青少年の家で行われた。 県の障害者社会活動総合推進事業の一環として毎年開催しており、 市内5施設から利用者や職員など約200人が参加し、 和気あいあいとキックベースボールを楽しみながら、 互いに交流を深めた。
同大会は宮古地区内の知的障害者スポーツの発展を図るとともに、 障害者相互の親睦を図り、 社会の認識と理解を深めることにより知的障害者の自立と社会参加の促進に寄与することを目的に開催されている。
「支え合い、 助け合おうよ宮古の仲間たち!」 をスローガンに、 地域活動支援センターあだん、 知的障害者通所授産施設みやこ学園、 知的障害者更生施設ふれあいの里、 児童養護施設・知的障害児施設漲水学園、 障害者支援施設あけぼの学園から10チームが出場した。
午前10時から行われた開会式で、 同育成会の山里秀夫理事長は 「協力しながら一生懸命楽しんでほしい」 と参加者に呼びかけ。 また沖縄県手をつなぐ育成会の保良栄長副会長が 「毎日の生活を楽しく送ることでみなさんの健康増進につながる。
きょうは年に一度の大会。 元気を出して頑張ろう」 と激励した。
この日は時折小雨がぱらつくあいにくの天気となったが、 参加者たちは芝生の広場でボールを力強く蹴ったり、 投げたり楽しみ、 好プレーや珍プレーが飛び出すと歓声をあげるなど大いに盛り上がりを見せた。 また施設職員たちもともにプレーを楽しんだ。 キックベースボールのほか、 「わなげ&ストラックアウト」、 「ウォーキング&ドライブ」 も行われ、 参加者らが親睦を深めていた。
宮古新報