「とうがにあやぐ」歌碑建立除幕式に200人参加
沖縄宮古民謡協会設立40周年記念事業 「とうがにあやぐ歌碑建立除幕式」 (主催・同協会) が4日、 市平良のカカマ嶺公園で行われた。
同協会員や宮古民謡協会、 宮古民謡保存協会など約200人の関係者が島内外から駆けつけ、 歌碑建立を祝うとともに、 「とうがにあやぐ」 を斉唱し、 伝統芸能の継承発展を祈願した。
「とうがにあやぐ」は 「宮古人魂 (気質) を如実にあらわす唄」、 「座開きの唄」 として古くから祝宴の席などで歌われてきた。 今回、 実行委員会を中心に 「古里の伝統芸能の継承発展と宮古島の繁栄、 安泰」 を願い歌碑が建立された。 歌碑は石材に御影石を使用し、 高さ2㍍15㌢、 幅2㍍30㌢。
午後1時から行われた除幕式ではラジオ中継も行われ、 「とうがにあやぐ」 の生演奏を県内外に発信した。
天久勝義会長は 「とうがにあやぐは宮古の代表的な 『あーぐ』 として唄い親しまれてきた。 今回の建立が実現したことにより、 貴重な古謡を未来永劫まで継承し、 全世界に響かせ、 宮古の伝統芸能の飛躍、 繁栄を期す大きな契機になるものと確信する」 と述べた。
歌碑建立実行委員会の宮國喜効委員長は 「歌碑建立が、 文化振興と新たな文化の創造のきっかけづくりに大いに寄与するものと確信している」 と話した。
また下地敏彦市長は 「古謡を郷土の誇り・財産として継承していただき、 唄を後世に伝え永遠と歌い継がれていくことを願っている」 と祝辞を述べた。
このほか、 平良隆市議会議長、 古波蔵和夫沖縄宮古郷友連合会長が祝いの言葉を送った。 施行者である下北建設の上原高代表に感謝状が贈られた。
式を締めくくる奉納謡では 「とうがにあやぐ」 を全員で斉唱し、 継承発展を祈願した。
宮古新報