伝統工芸センター規模拡大、紙すき体験工房も新設
開会中の宮古島市議会 (平良隆議長) 3月定例会は、 4日から各常任委員会で付託案件に対する審議が始まった。
総務財政委員会 (嘉手納学委員長) で下地信男観光商工局長は、 国の一括交付金を活用して移転改築される宮古伝統工芸品センターについて、 「紙すき体験工房」 を新設するなど既存建物よりも規模を拡大する方針を明らかにした。 延べ床面積にすると約2倍の広さになる。
既存建物は、 旧宮古神社跡東側に隣接する築37年の古い建物。 老朽化が著しいとして、 上野野原 (トロピカルフルーツパーク内) の市有地に移転改築されることが決まっている。
総工費は約2億6900万円。 財源は国の一括交付金が主。
市の持ち出し分は約5340万円。
下地局長によると、 工事費用は2012年度一般会計補正予算案で当初比862万円の増額となった。 理由は、 苧麻を原料にした和紙づくりが体験できる 「紙すき体験工房」 を追加するほか、 苧麻畑、 藍畑、 糸芭蕉畑も整備することになったため。
敷地面積は2700平方㍍。 延べ床面積は既存建物 (541平方㍍) の約2倍に相当する1007平方㍍ (平屋) となる計画。
5日は同補正予算案などについて採決する。
宮古新報