市民、郷友1000人が大パレード
きょう、やいまぴとぅ大会
「お帰りなさい」と再会喜ぶ
2013全国のやいまぴとぅ大会の前夜祭パレード(同実行委員会主催)が8日夕、新栄公園から石垣市役所第2駐車場までの約1キロのコースで行われ、県外各地から帰省した八重山出身者と市婦人連合会、石垣第二中吹奏楽マーチングバンド部など総勢1000人(主催者発表)が参加した。
郷友からは「昔と変わった場所もあるが、当時のままの物も多く、うれしい」「昔あった店が他の店舗に変わっていて少し寂しい」と声が飛び交うなど、久しぶりの地元の街並みを懐かしんでいた。
新空港開港を記念して開かれた大会は、9日午前10時から市民会館大ホールでシンポジウム、午後3時から語ろうすまむに&郷土芸能講演会、午後6時30分からホテル日航八重山でネットワークづくり大交流会が開かれる。
パレード前の出発式では「世界平和の鐘」の鐘打後、実行委員会会長の中山義隆市長が「全国から集まった郷友の皆さん、おかえりなさい。新空港開港を機に私たちの島々がもっと発展していけるよう、島の外からしっかり見てくれている皆さんの協力もお願いしたい」とあいさつ。
郷友を代表して近畿八重山郷友会の崎山優会長は「新空港を今後どう生かしていくかが全国の郷友会の課題でもある。すべての産業の発展につなげていけるよう、一緒に智恵を絞り出していきましょう」と述べた。
パレードは関東、関西をはじめ九州、東海、本島、宮古島市から訪れた郷友らが横断幕などを手にパレード、沿道に詰めかけた市民らと「久しぶり」「お帰りなさい」と声を掛け合う姿があちらこちらで見られた。
参加した在宮古八重山郷友会の佐原忍会長(66)=西表島白浜出身、宮古島市在住=は「素晴らしい空港ができてうれしい。次は新しい八重山病院の新築を楽しみにしている」、そろいのジャケットで参加した在沖八重山郷友会連合会の赤嶺武会長(65)=白保出身、糸満市在住=は「新空港開港は八重山発展の始まり。郡民と郷友が力を合わせ空港を活用していければと思う」と話した。
パレード後は、大川旗頭棒獅子保存会や琉球國祭り太鼓、石婦連によるアトラクションもあり、郷友らも一緒に踊ったりと大いに盛り上がった。
八重山毎日新聞