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 笑顔で旅立ち (OKINAWA)

2013年3月11日 - スタッフ公式
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中学卒業式:美優さん 笑顔で旅立ち
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「卒業生の歌」を歌った後、笑顔を見せる要美優さん
=10日、浦添市・神森中学校
 県内のほとんどの公立中学校で10日、卒業式が行われた。9~13日の間に、142校で1万5713人が学びやを後にする。
 米国で心臓移植手術を受け、一昨年11月から学校に復帰した神森中学校3年の要美優(かなめ・みゆ)さん(15)も卒業を迎え、「高校に入ったらみんなに勉強が追いつけるよう、がんばりたい」と笑顔で話した。
 美優さんは中学入学後間もない2010年「拘束型心筋症」と診断され、11年4月に米国で手術を受け、11月に同校に戻った。1年半近くのブランクがあり、当初は不安もあったが、友人や教諭らの温かい支援を受けすぐに学校生活にとけ込んだ。毎月1回、大阪で定期健診を受けているが、日常生活には問題ないという。
 卒業式後の会見で、中学での1番の思い出に、復帰後すぐに参加した修学旅行を挙げた美優さん。「友達がいっぱいできたから」と振り返った。
 父俊明さん(48)は「今日の日を迎えられて、ほっとしている。支援してくださった県民の皆さまや、ドナーの方に心から感謝しています」と感慨深げに話した。
 美優さんを応援する県民からの寄付は、最終的に2億7千万円に上った。「美優ちゃんを救う会」は、美優さんの容体が安定するまでの3年間は余剰金を凍結し、必要がなかった場合は、同じ境遇にある子どもたちの支援に充てる考えだ。
  沖縄タイムス

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