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闘牛: 春の選抜 (沖縄)

2013年3月12日 - スタッフ公式
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闘牛:だだ吉、猛攻V 春の選抜
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〈ファイナルマッチ〉豪剣荒富士(左)に腹取りを決める
だだ吉三郎=うるま市石川多目的ドーム
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春の選抜大闘牛大会 対戦結果(左側が勝牛)
 春の選抜大闘牛大会(主催・宜野湾闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が10日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで行われた。県内各地から詰め掛けた約1300人の闘牛ファンや観光客らは、次々と繰り広げられる10組の激戦に見入り、勝負がつく迫力場面では歓声や拍手が再三だった。
 最も見応えがあったのはファイナルマッチ。実力上位グループ入りをかけた豪剣荒富士とだだ吉三郎の有望大型牛同士の激突だったが、期待にたがわぬ大激戦で観客を魅了した。
 両牛、対戦開始と同時に押し合いとなり、リング(対戦場)中央で激しくもみ合った。序盤は一進一退、互角の攻防だったが、40秒を過ぎたあたりから吉三郎の優勢が鮮明となった。
 カケ技を荒富士に決めると、その動きが止まった。時折、荒富士がカケ技をふり払うように頭を上げると、吉三郎は下からハネ上げるような強烈な押し込み一発。終始吉三郎が前に圧力をかけ続け、荒富士が持ちこたえる展開となった。
 両牛の息遣いが荒くなり、観客もかたずを飲んだ5分すぎに戦いは急展開した。吉三郎がカケ押しでぐいぐいと前に出ると、荒富士はずるずると後退。吉三郎、ここを勝機とばかり荒富士の横腹めがけて飛び込むと荒富士はたまらず敗走となった。
 有望決戦を制した吉三郎は3戦全勝。内容のあるいい勝ち方だっただけに、ファンの間では早くも“全島一”を狙える器との声しきりだった。
 次回は17日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで伊波闘牛大会。
 (又吉利一通信員)
   沖縄タイムス

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