好評 絆結ぶサンマ丼 浦添の喫茶店
サンマ丼を定番メニューにしたいと笑顔で語る仲本久子さん
=浦添市仲間の「茶居夢」
【浦添】
浦添市社会福祉センター1階の喫茶店「茶居夢」が12日、
東日本大震災の津波被害を乗り越えて約1年半ぶりに営業を
再開した福島県いわき市の「ニイダヤ水産」を応援しようと、同店のみりん干しを使ったサンマ丼約50食を同日限定で販売した。
「被災地支援の一環」と聞きつけた客らが次々と来店。
店主の仲本久子さん(63)は「本当に作りがいがある。とても好評なので、今後定番メニューにしたい」と意気込んでいる。
サンマ丼には、丁寧に骨抜きしたみりん干しを使用。ふっくら肉厚で、刻みキャベツやタマネギのスライス、大根おろしが魚のうまみを引き立てる。小鉢や漬物、みそ汁がついて500円。ニイダヤ水産の干物は、1尾ずつ放射線量をチェック後、屋内で干して安全性を確保しているという。
園長仲間と来店した沖縄市泡瀬の海の子保育園園長の仲宗根和子さん(63)は「ワンコインでこんなにおいしいなんて」と太鼓判。「同じ被災地支援でも、現場を見たら変わるはず。できれば視察に行って何ができるか考えたい」と話した。
「茶居夢」のランチタイムは正午~午後1時半。
土日祝日定休。電話098(876)2092。
ニイダヤ水産の干物はインターネット上で注文できるほか、
毎月第2日曜午前9時~午後1時に市役所広場で開かれる
フリーマーケットでも販売する。
問い合わせは福島・沖縄絆プロジェクト
幹事の鈴木伸章さん、
電話090(3007)2097。
沖縄タイムス