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ファンづくりを まちづくりで(石垣島・沖縄)

2013年3月18日 - スタッフ公式
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石垣島のファンづくりを まちづくりで意見交換
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市民会議で議論、行動計画策定へ
 中心市街地のまちづくりを実践するためにどんな行動が必要かを話し合う中心市街地まちづくり市民会議(主催・石垣市)が16日、市商工会館で開かれた。
基調講演で、長期的安定的に来島してくれる「石垣島ファン」を増やすことが今後の観光地や商業地にとって重要だとの指摘を受け、地元の参加者がどうやってファンを増やしていくか意見を出し合った。
 自らも石垣島ファンという中小企業中心市街地商業活性化アドバイザーの吉田篤司氏は基調講演で「他人はどうであれ、自分でいい所を探して好きになる。大勢の人に語り始め、魅力を勝手に広める」とファンを定義。
 「ファンはまちや島の暮らし方に関心があり、長期的に安定的に通い続け、他人に魅力を広める。観光地や商業地でファンづくりを一番大切にしてほしい」と強調、中心市街地の役割を明確にした上で「シーダー」(種をまく人、広める人)が反応する魅力をキーワードにまちづくりを進めるようアドバイスした。
 地元からは西村亮一さん(タウンマネージメント石垣)、平田睦さん(石垣市商工会事務局長)、下地寛正さん(市特産品振興会副会長)、池淵功寛さん(しまりぱ代表取締役)、奥平まゆみさん(平田観光代表取締役)、平良静男さん(石垣島スパイスマーケット代表取締役)がゲストとして参加した。
 このうち平良さんは「いろいろな客がいるので、絞ってファンをつくることが大切。定期的に島の魅力を伝えないとファンにはならない」として2カ月に1度、島の物産を届ける取り組みを紹介した。
 出席者からはこのほか「島の人々が普段やっていることを案内するとヒットした」「新空港からバスに乗ると、車窓が高いので牛も海も山も畑も見える。だんだんと市街地に近づく。
これを演出したら盛り上がるのではないか」などの意見が挙がった。下地さんは「旅行会社やバイヤーに売り込んでいた従来の方法を変えていかなければと感じている」と話した。
 市民会議は、一括交付金を活用した商店街・中心市街地活性化商業振興事業の一環として開催。市は、同事業を通して中長期的な戦略指針となる行動計画の策定につなげていく考えだ。
   八重山毎日新聞

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