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渡名喜島栽培ブドウで赤ワイン(OKINAWA)

2013年3月18日 - スタッフ公式
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渡名喜島栽培ブドウで赤ワイン
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沖縄固有のブドウ品種・リュウキュウガネブ
を使って製造したワイン
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耕作放棄地で栽培したリュウキュウガネブ
で造ったワインを試飲する関係者ら
=那覇市内
 名護パイナップルワイナリーはこのほど、渡名喜村の耕作放棄地で栽培した沖縄固有のブドウ品種・リュウキュウガネブから赤ワインの試作品「渡名喜島ワイン」を製造した。
耕作放棄地の再利用を支援する農林水産省の交付金を活用し、渡名喜村などが4年前から取り組んでいる事業の一環。
 昨年は台風の影響で収穫量が少なく、今回の醸造は約9・5リットル。糖度が低かったためアルコール度数は7%と低く、酸味は強いが渋みの少ないさっぱりとした味わいになった。
グラスに紫の色素が移るほど果汁が濃いのも特徴で、2~3年は熟成させる必要があるという。
 10日、那覇市内で渡名喜島ワインの試飲会が開かれ、リュウキュウガネブの品種改良を担当した香川大学農学部の望岡亮介教授、西大学院の西大八重子学院長ら関係者が、料理との相性や搾りかすの二次利用、今後の販売展開などについて意見を交わした。
 名護パイナップルワイナリーが、原料のブドウからワインを造るのは初めて。果肉が少ないことから、足踏み方式で搾汁。素材の香りをそのまま残すフルーツワインと異なり、醸造しながら引き立てていくところに苦心したという。
 リュウキュウガネブは、レスベラトロールやアントシアニンなど、健康の維持・増進に効果的な機能性成分を多く含み、渡名喜村ではリュウキュウガネブの葉を原材料に取り入れた化粧品を作り、ことしの夏から試験販売を実施する。ワインの醸造は、化粧品では使っていなかった果実を活用した。
    沖縄タイムス

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