選抜高校野球:沖尚、聖地で調整
グランドに駆け出す沖縄尚学の選手たち
=阪神甲子園球場
22日開幕の第85回選抜高校野球大会に出場する沖縄尚学ナインが18日、甲子園練習を行った。野手はノックやシート打撃で、投手はマウンドに上がって約10球ずつ投げ込み、球場の感触や雰囲気を確かめた。
5年ぶりに聖地へ戻ってきた比嘉公也監督は、施設改修などで「雰囲気がだいぶ変わった。違う所に来たみたい」と感想を述べた。「素晴らしい場所でできることに感謝し、初戦に勝つことだけを考えて調整したい」と4日後に迫る初戦に向け、気を引き締めた。
多くのライバルチームが見守る中での練習に、初めのうちは緊張したという諸見里匠主将は「甲子園は思ったより小さく感じ、やりやすい球場だと思った。ここで試合をやるんだという実感が湧いてきた。いつやってもいい状態にできている」と準備万端をアピール。寒さもプレーには影響ない程度という。
初戦で当たる敦賀気比(福井)の練習も見学し、「総合的に力はありそう。相手がどうこうではなく、自分たちの野球をしっかりやりたい」と普段通りの徹底を心掛ける。
沖縄タイムス