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ベニバナ咲く/15世紀栽培 (多良間・沖縄)

2013年3月22日 - スタッフ公式
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ベニバナ咲く/多良間で15世紀栽培
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鮮やかな黄色い花を咲かすベニバナ
=20日、平良(撮影・伊良波彌記者)
 タラマバナ(多良間花)の異名を持つベニバナ(紅花、キク科)が、鮮やかな黄色の花を咲かせ始めている。花色はこれから紅色に変わり、見頃を迎える。
 アザミに似た一年草または越年草。染料植物。紅花は「こうか」とも読む。 
 日本では、ベニバナの一大産地は山形県。飛鳥時代(6世紀後半~8世紀初頭)に原産地のエジプトなどからシルクロードを経て渡来したとされる。
 宮古では、多良間島に生えるベニバナが有名。
 「朝鮮王朝実録琉球史料集成(訳注篇)」によると、1947年、多良間島の船が朝鮮に漂着した。乗組員10人であったが、不幸にして6人が死亡。朝鮮の質問に対し、漂流民は「わが島は紅花多く産し」と答えている。同島では、少なくとも15世紀末には紅花が栽培されていたことがうかがえる。
.宮古毎日新聞

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