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島田元知事の遺骨見つからず (OKINAWA)

2013年3月24日 - スタッフ公式
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島田元知事の遺骨見つからず 関係者ら捜索
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断崖をゆっくりと降りながら、島田元知事の最期の場所を探す
メンバー=22日午後、糸満市・摩文仁
 【糸満】
沖縄戦当時の県知事・島田叡(あきら)氏の遺骨捜索が22、23の両日、戦死したとみられる糸満市摩文仁で行われた。県内ボランティアのほか兵庫から島田氏の出身校OB会会員やドキュメンタリー作家田村洋三さん(81)ら約25人が参加した。メンバーは、断崖の岩場をはうように進みながら島田氏最期の場所を探したが、見つけることができなかった。
 ボランティアは、沖縄戦時の県職員らを祭る慰霊碑「島守の塔」を管理する「島守の会」の有志ら。
 捜索のきっかけは田村さんの著書「沖縄の島守」の「摩文仁の断崖の横穴壕で知事と会った」という元陸軍兵長山本初雄さんの証言。不明のままの島田氏の遺骨を、早く捜してあげたいという関係者の熱意が共感を呼び、賛同者が集まり、捜索となった。
 救護ボランティアで参加した安谷屋信子さん(65)=那覇市=は「摩文仁の崖は想像以上に険しい」と額の汗をぬぐった。
 田村さんは「終焉(しゅうえん)の地を見つけて、なんとか島田知事の遺骨を捜してあげたかった」と残念そうに話した。
  沖縄タイムス

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