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島への思い 「美しい海」描く (池間小中・宮古・沖縄)

2013年3月29日 - スタッフ公式
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島への思い壁画に刻み 池間小中「美しい海」描く
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 生まれ育った島の思い出を胸に刻み込んでもらおうと、 池間小中学校の子どもたちが描いていた壁画が28日完成した。
池間離島振興センター北側の波平三郎さん宅で、 池間島の海と魚やサンゴなどを幅12㍍、 高さ1・8㍍のコンクリート塀に描き上げた。 集落入口にあるため島を訪れた人たちにも見てほしいという。
 壁画づくりは波平さんたちが企画。 同校の中学生を中心にデザインを考え、 今月26日から作業を開始した。
「池間島の美しい海」 と題してカツオやミーバイ、 イルカ、 マンタ、 サンゴなど海の中を描いた。 28日は児童生徒15人が参加して絵を仕上げ、 一人ひとり名前を記していた。
 このうち山口愛理さん (中1) は 「最初はどんな絵にするか皆で考え、 完成するか心配だったが、 できた絵を見てとても良かった。 岩は色を出すのが難しかったが、 魚はうまく描けた」 と作業を振り返った。
 子どもたちの中心になった生徒会長の勝連健人くん (中2) は 「池間島の海はこんなにきれいで、 魚もたくさんいるところを見てもらおうという気持ちで描いた。 皆と協力して、 とても良くできたので大満足。 自分たちが大人になってもきれいな島でいてほしい」 と感想を述べた。
 完成した壁画を見て波平さんは 「なんだかワクワクしてくる。 嬉しい。 すごく感動している」 と感謝し、 「子どもたちの思い出づくりが目的。 池間島は高齢者が多く、 生徒数は少なくなっている。 いつか島を離れても思い出して戻って来てくれたら」 と話していた。 壁画前には花壇があり、 色々な花を植えて飾っていくという。
  宮古新報

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