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普天間跡利用「中間まとめ」了承(沖縄)

2013年3月29日 - スタッフ公式
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普天間跡利用「中間まとめ」了承
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 第5回普天間飛行場跡地利用計画策定審議委員会(会長・平啓介琉球大顧問)が28日、宜野湾市内であり、普天間の跡地利用計画策定に向け、県と宜野湾市が提案した「全体計画の中間取りまとめ」を了承した。
(1)新たな沖縄の振興拠点の形成
(2)宜野湾市の新しい都市像を実現
(3)地権者による土地活用の実現-を跡地利用の目標に据え、できる限り多くの面積での緑化や豊富な湧水の確保、低炭素化に向けた先進技術導入といった環境保全の取り組みを重要視した。
 県・市は今後、これをもとに地権者や県民、有識者らと議論を深めるなどして計画内容を具体化し、数年をめどに跡地利用計画を策定する方針だ。
 中間とりまとめは現段階の情報や調査に基づく中間段階の計画で、推定される跡地の現況に基づき土地利用や交通網などの配置方針図を明示。
リゾートコンベンションや医療、環境産業などの誘致を目指す振興拠点ゾーンは西側に、集客力のある施設や市民センターなどの確保を目標とする都市拠点ゾーンは中央部に、居住ゾーンは東側に配置し周辺市街地と一体となった生活圏形成を描いた。地権者らの意向を踏まえ100ヘクタール以上の公園をはじめ、跡地内を縦貫・横断する幹線道路や、鉄軌道など公共交通軸の整備も盛り込んだ。
 県・市によるこれまでの文化財調査は滑走路などが障害となって十分に行われておらず、試掘調査場所は必要数の3分の1程度の約1700カ所にとどまっている。
湧水や洞穴、動植物といった自然環境の詳細把握もこれからで、県・市は返還前の早い時期に立ち入り調査を実施し、その結果や土地利用の需要変化などに基づいて計画内容を随時更新していく意向だ。
   沖縄タイムス

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