危険を察知? 子ヤギ産んでセーフ

白黒まだらの子ヤギに笑顔の宮原友子さん(奥)ら
=名護市宮里
【名護】市宮里の民家で飼われているヤギが、まるでパンダか牛のような白と黒の子ヤギを出産。保育園児や小学生などが連日訪れ、話題となっている。
子ヤギが生まれたのは宮原友子さん(52)宅。宮原さんは2年前、生後9カ月だった雌のヤギを知人から譲り受けたが、初産後2年を経ても妊娠の兆しがないため、長男の大学卒業祝いに食べようとした矢先の3月5日に子ヤギを産んだという。
宮原さんは「息子と小屋のそばで食べる話をしたのに気付いたのかな。しかも、白と黒の毛の子ヤギが生まれるとは」と笑顔で話す。
誕生した子ヤギは、遊びに来た園児らが「ミルク」と命名。近所の新里達馬君(屋部小6年)、大海君(同5年)兄弟は「ぴょんぴょんと跳び回っているのがとってもかわいい」とうれしそう。宮原さんは「息子のすてきな卒業祝いになった。でもヒージャー汁も食べたかったな」と複雑な心境のようだ。(玉城学通信員)
沖縄タイムス






