[ブラジル]にぎやかに「さんしんの日」 若者も活

華やかな舞踊もイベントを盛り上げた
=ブラジル・サンパウロ市の沖縄県人会館
【堀江剛史通信員】
沖縄の3月4日の「さんしんの日」に合わせた芸能イベント「ゆかる日・まさる日・さんしんの日」が3日午後、サンパウロ市の沖縄県人会館で開かれた。約300人が足を運んだ。同イベントのブラジルでの開催は8回目。
留学研修生OB会「うりずん会」のメンバーが日本・ポルトガル両語で司会を務め、琉球芸能6団体のブラジル支部による合同演奏で開幕。首里城の絵をバックに「かぎやで風節」など5曲が演奏された。
若い歌い手によるBEGINの人気曲「島人ぬ宝」の弾き語り、農民にふんした子どもが農作業の様子を表現する舞踊「ゆいまーる」、活気あふれるエイサー太鼓など、幅広い17演目が次々に披露され、観客は歓声を上げたり、手拍子しながら楽しんでいた。
県人会の田場ジョルジ会長(74)=2世=は「ブラジル人も三線を担いでやって来るのには驚いた。琉球芸能は間違いなく、もっと発展する」と、知念直義実行委員長(72)=国頭郡出身=とともに、ウチナー文化の明るい未来を喜んでいた。
沖縄タイムス





