「琉球の宝」15点 首里城で展示

南殿2階で開幕した企画展「守れ!琉球の宝」を参観する
人たち=5日午後、那覇市の首里城公園
首里城公園の企画展「守れ!琉球の宝」が5日から南殿2階の特別展示室で始まった。16日まで。
琉球王国末期から沖縄戦の間に県外へ持ち出された文化財の調査で、新たに収集された文化財の一部15点を展示している。企画展は無料だが首里城の参観料が必要。
展示品は、琉球の士族が家の祭祀(さいし)で使ったとみられる「食籠(じきろう)」や、中国の冊封使から琉球へ贈られた巻物など。県内外の古物商などから寄贈されたり、首里城基金を活用して収集した。
首里城公園管理部事業課の上江洲安亨学芸員は「琉球王国時代の工芸職人の技術力の高さが分かる作品群。
県外の観光客はもちろん、ぜひウチナーンチュに見てもらいたい」と来場を呼び掛けた。
東京から観光で来た三好貴大さん(22)と孫(そん)月(ゆえ)さん(23)は「中国と日本の文化が絶妙に調和しているのが興味深い」と感心していた。
沖縄タイムス






