地域に生活・観光情報発信 地域総合ポータルサイト構築
町民参画型のシステムに Wi-Fiも町内30カ所整備
竹富町(川満栄長町長)は町内の周遊観光推進と特産品の販路拡大に向けた環境整備の一環として、「地域総合ポータルサイト」の構築作業を進めている。
同サイトは町地域総合ポータルゲートウエイ事業の一環で、町制施行65周年記念に合わせて、早ければ7月から稼働する見込み。同事業ではサイト構築のほか、各離島ターミナルなど町内30カ所の公共施設に無料公衆無線LAN環境(Wi-Fi)の整備も進めている。
同事業ではポータルサイトを中心としたオリジナル離島情報アプリの開発、観光スポットショートムービーの閲覧システム制作、町内公共施設へのWi-Fi整備を行う。2012・13年度の一括交付金事業で総事業費約1億1000万円。
サイトではツイッターやフェイスブックを活用し、地域における生活情報や観光情報を地元住民が発信できるシステムを導入。
各島々の情報を互いに共有するとともに、地域住民と観光事業者が連携し、島の魅力を発信できるサイトを構築する。
町制施行65周年を記念して7月にもサイトを公開する考えで、町企画財政課の小浜啓由係長は「地元の人が地元の魅力を発信することが重要だ。観光立町宣言を行っている竹富町として、ポータルサイトでは訪れた観光客に観光情報を提供することができ、町民の情報インフラ整備にもつながる」と意気込みを話した。
同課では町民参画型のサイト運用に向けて今後、同サイトの利用規約を整備。各島々の情報を発信する特派員(通信員)を募集、研修などを行い、本格的なサイト運用を開始する。
また、Wi-Fi設置は13年度予算で工事費を計上しており、年内にも各離島のターミナルや観光スポットなど30カ所以上を整備する。
八重山毎日新聞






