メニュー

「トウガンの日」 全国一産地 (宮古・沖縄)

2013年4月11日 - スタッフ公式
LINEで送る
Pocket

「トウガンの日」で特売会 全国一産地PR─JA宮古
null
山積みされた特売のトウガンを選ぶ買い物客たち
=JAあたらす市場
 4月10日 「トウガンの日」 にちなみ、 JAファーマーズマーケットあたらす市場で消費拡大キャンペーン (主催・同実行委員会) が開催された。
冬春期出荷では全国一の生産量を誇り、 県の拠点産地でもある宮古島産トウガンをピーアールしようと特価販売をはじめ、 様々なトウガン料理のレシピ紹介や加工品の販売も行われ、 訪れた大勢の人たちが旬の島野菜を買い求めていた。
今期のトウガンは大きな天候不順もなく順調に出荷が進んでいるという。
 「トウガンの日」 は沖縄方言のシブイ 「4」、 トウガンの 「10」 にかけて県内各地で地元での消費拡大に向けたキャンペーンが生産者や農協など関係団体によって実施されている。
宮古地区では 「太陽とサンゴ礁の卵 宮古島産トウガン」 をスローガンに、 約2500個のトウガンを1玉 (2㌔前後) を100円の特価で販売した。
 午前8時40分から同市場でオープニングセレモニーが行われ、 実行委員長の岡村幸男JAおきなわ宮古地区本部長は 「地産地消、 安心安全でおいしいトウガンを広くPRして消費拡大を図りたい。
生産農家の協力で2500個を通常より安く販売する。 宮古島産トウガンは冬春期では全国一の出荷量であり、 宮古を代表する野菜としてもっと生産を拡大できる品目。 もっと多くの人に宮古のトウガンを食べてもらいたい」 とあいさつ。
 JA宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会トウガン部会の山口修部会長が 「ことしは価格も良く順調に生育しており、 平年並以上の生産に向けてがんばっている。 みなさんの激励をもらい気持ちを新たにしたい」 と話し、 全員で 「ガンバロウ」 三唱した。
 午前9時から販売を開始すると、 訪れた来場者は山積みされたトウガンから形の良いものや色の良いものを品定めして次々と買い求めていた。
会場ではJA宮古地区女性部がトウガンの肉詰めやカレーライス、 島風シチュー、 くずもち、 ジャム、 ドライフルーツなどの料理を紹介。 同部会の上地洋美部会長は 「トウガンは低カロリーでヘルシーな野菜。 煮物やスープ、 お菓子など色々な料理に使える。 煮込めば煮込むほどクセのない酸味や旨味が出てくる」 と話した。
 今期のトウガンは2月の気温上昇で害虫被害もあったが、 大きな影響はなく平年並の作柄だという。
栽培面積は760㌃で1000㌧の出荷を計画。 山口部会長は 「昨年、 一昨年は天候不順だったがことしは極端に悪い天候ではなく順調」 と説明。
生産量は維持しているが生産農家はやや減っており 「トウガンは重いので高齢者は他作物に移ってしまいがち。
担い手の確保が必要。 トウガンは不作になっても再生できるので収穫はゼロにならず、 若い新規就農者に向いている」 と話していた。
 宮古新報

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です