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4・28式典 知事不参加(OKINAWA)

2013年4月11日 - スタッフ公式
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4・28式典 仲井真知事不参加
 県は10日、政府がサンフランシスコ講和条約が発効した4月28日を「主権回復の日」として開催する「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」に仲井真弘多知事は出席せず、高良倉吉副知事が代理で出席すると発表した。政府は全国の都道府県知事に招待状を送付し、10日までに出席の可否を示すよう求めていた。県は同日、副知事の出席を文書で伝えた。
 仲井真知事は同日発表したコメントで副知事の出席を明らかにすると同時に「式典について県民にはさまざまな意見があることを、政府におかれてはご理解いただきたいと考えている」とし、沖縄にとっては日本の施政権から切り離された4月28日を「屈辱の日」とする意見があることへの配慮を政府に求めた。
 高良副知事は同日、県庁で記者団に対し、知事の不参加について「県民感情、思いに配慮されたんだと思う」と説明。自らの出席については「4・28以降の沖縄が経験した戦後史と、日本の一員として沖縄もこれから歩んでいこうという二つの論点がある。二つをどううまく自分の中で整理し式典に参加するかを考える」と述べた。
 副知事も出席しない「欠席」としなかった理由については「天皇皇后両陛下が出席され、全国の都道府県も参加する。そこに沖縄県の席が空いているのは日本の1県としてあり得ないと思う」とした。
 仲井真知事の式典出席をめぐっては、沖縄タイムスが実施した県内全41市町村の首長に対するアンケートで、過半数の26人が「出席すべきでない」と回答。
3日に来県した菅義偉官房長官も知事との会談では出席を要請せず、会談後、記者団に「知事のご判断に委ねるのが政府の立場だ」と語っていた。
  沖縄タイムス

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