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 慶来慶田城翁大宗の碑 (西表・沖縄)

2013年4月15日 - スタッフ公式
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62年ぶりに改修 慶来慶田城翁大宗の碑
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錦芳氏一門が盛大に祝う
 【西表祖納】
62年ぶりに2度目の改修が行われた慶来慶田城翁大宗の碑改修落成式と清明祭(主催・同期成会)が13日午後、祖納集落内の同碑前で行われた。
同碑は16世紀の西表島の豪族、慶来慶田城用緒(けらいけだぐすくようちょ)の遺徳と功績をたたえるもので、この日は慶来慶田城用緒を大宗とした郡内外の錦芳氏(きんぽううじ)一門約70人が同碑の改修を祝った。
 同碑は「慶来慶田城翁之墓」として1917年に建立。51年に1度改修されたが60年以上経過して基礎部分が劣化し、改修することとなった。
 同碑を改修した錦芳氏一門は慶来慶田城用緒を大宗とした一門で名前に「用」の字をつけることが多く、同一門の西表、石垣、那覇錦芳会が同碑改修期生会を立ち上げた。
 式では序幕のあと、古見代志人会長が「本土や沖縄本島、石垣から多くの一門が集まって落成式を挙行できることを喜んでいる。500年余の歴史の中で一門の皆さんが各界各層で活躍しており、今後の隆盛と健勝、繁栄を祈念したい」とあいさつ。
 慶田盛安三教育長の祝辞のあと、施工者や同碑改修に尽力した7人に感謝状が贈られた。
受賞者を代表して森永用朗さんは「親元の西表に続いて、石垣でも錦芳会も脈々と受け継がれている。多くの逸材を輩出しており、自分のルーツを大切にしながら西表錦芳会と緊密に連携を取って、今後の繁栄につなげていきたい」と述べた。
 同一門の祖先が残した「一門和睦伝」を朗読したあと、前大用安さんが乾杯の音頭を取り、舞台では「慶来慶田城由来太鼓」の奉納や各奉納舞踊が次々と披露され、同碑の改修を盛大に祝った。
  八重山毎日新聞

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