雨の中、沿道から熱い声援 石垣島トライアスロン2013
ドラや太鼓で「頑張れー」家族らが挑戦者を後押し
1517人(リレー含む)が参加した「石垣島トライアスロン2013」は14日午前、多くの市民が市内各地の沿道に繰り出し、家族や友人、知人などが過酷なトライアスロンの挑戦者に温かい声援を送った。午後の「ITUトライアスロンW杯」は小雨が降る中、730交差点や大浜信泉記念館などコースの沿道には午前中の石垣島大会を走り終えたメンバーや中高生などが傘を差しながら応援し、プロの力強いレース展開に見入っていた。
午前中の石垣島大会は時折、小雨が降ったものの、市民は各地の沿道でドラや太鼓を鳴らし、「頑張れー」と力走者を後押し。市街地では走路員やボランティアスタッフらも温かい声援を送っていた。
午後のW杯は雨の中、730交差点や大浜信泉記念館周辺では中学生や高校生らが傘を差しながらも太鼓や吹奏楽のリズムに合わせて応援合戦を繰り広げる場面も見られた。
このうち、石垣第2中学校バレーボール部の友利美月さん(3年)は「寒いが頑張っている人を見て感動した」、後上里麻尋さん(同)も「雨が降っていても頑張ってほしい」、伊藤晶さん(同)は「W杯に出られるようなスポーツ者になりたい」とそれぞれ話した。
また、バイパス沿いの事務所軒下でW杯を応援していた神谷シゲさん(83)=宮良=は「毎年見に来ているが、もう少し若ければ走りだしたくなるほど、世界大会出場選手の競技は最高です」と顔をほころばせた。
八重山毎日新聞