オニヒトデ駆除継続へ 環境省など関係機関
前年度と同じ海域で月2回の酢酸注射も
環境省や関係団体がオニヒトデの対策などを話し合う石西礁湖自然再生協議会海域対策ワーキンググループ・オニヒトデ対策小グループは15日夕、八重山漁協会議室で2013年度第1回会議を開き、本年度の駆除について前年度の海域を継続して実施する方針を確認した。駆除箇所が重ならないよう調整する。
オニヒトデ駆除は環境省石垣自然保護官事務所、県自然保護課、石垣市水産課、市環境課の事業で実施されており、12年度は10万弱を駆除。統計を取り続けている八重山ダイビング協会の佐伯信雄さんは「昨年度1年間は減少に向かった」と報告した。
各行政機関も13年度も12年度同様の事業を継続する予定。
環境省の平田淳自然保護官は「酢酸注射が可能となり、月に2回予定している」と話した。
オニヒトデの駆除は、各機関が「守るべきポイント」を設定し、互いに情報を共有しながら駆除箇所が重ならないよう調整しながら進めている。
八重山毎日新聞