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4・28カメさんと考えて (OKINAWA)

2013年4月17日 - スタッフ公式
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4・28カメさんと考えて 17日から不屈館で
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瀬長亀次郎さんの資料館「不屈館」で始まる「4.28」の
特別企画展。展示する瀬長さんの貴重な資料を示し
アピールする内村千尋館長=那覇市若狭の同館
 米軍支配の圧政と闘った瀬長亀次郎さん(1907~2001年)の資料館「不屈館-瀬長亀次郎と民衆資料」は17日から、「4・28」に合わせた特別企画展を始める。政府が「主権回復の日」として式典を開くことに、「屈辱の日」と捉える県内から反対があがる中、瀬長さんが残した資料で、戦後史をたどりながら4・28を考える展示にする。
 瀬長さんの次女の内村千尋館長は、式典開催で政府が閣議決定した翌日の3月13日の新聞を見て特別展開催を決めた。
内村館長は「米軍の事件・事故被害、父への弾圧が始まった
起点の日。父のことだけではなく、沖縄の苦難の道が分かるようにしようと思った」と意図を話す。
 3月に開館したばかりだが、特別展に合わせ展示内容をほぼ半分、変更した。
 中でも目を引くのは、サンフランシスコ講和条約が締結された
1951年に当時の印刷庁(国立印刷局の前身)が発行した「解説 平和条約」への、瀬長さんの書き込み=写真。序文で吉田茂首相が、条約について「世界に例を見ない公正なもの」と記しているが、「不公正なもの」と書き込んだりするなど、切り離された沖縄の苦々しい思いをうかがわせる。
 沖縄切り離しの原因とされる「天皇メッセージ」についての論文が掲載されている雑誌「世界」にも、精読の後が残る。国会議員となって天皇メッセージについて政府に国会で問いただした際に、沖縄開発庁長官が答弁に詰まったことを記した日記なども公開する。
  沖縄タイムス

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