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レースハイライト (宮古島・沖縄)

2013年4月22日 - スタッフ公式
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レースハイライト
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 第29回全日本トライアスロン宮古島大会のレースは、 アントン・ブロックヒンが勝負強さを発揮し、 7時間31分36秒で2連覇を達成した。
日本勢は巻き返しを狙ったが届かず河原勇人が2位、 松丸真幸が3位、 桑原寛次が5位となり、 昨年2位の西内洋行は12位で上位に入ることはできなかった。
 この日は、 強風波浪注意報が出され、 スイム会場となった下地与那覇前浜ビーチは海上は波が高く、 スイムは中止となり、 デュアスロン (ラン・6・7㌔、 バイク155㌔、 ラン42・195㌔) に変更された。 午前6時半の天候は曇り、 気温は19度、 北北風の風7・3メートル、 波の高さが3メートルだった。
 今大会には、 県内外から1505人、 国外16の国と地域から69人の計1574人がエントリーした。 レースには1471人が出場し、 最初のランが午前8時にスタートした。 選手たちは東急リゾートから下地陸上競技場、 来間大橋手前を通る周回コースに飛び出した。 日本勢選手がトップグループを形成し、 その中には河原勇人の姿もあり積極的なレースを見せた。
 バイクに入ると、 初出場のマット・バートンがトップになり、 1周目から力強くペダルを踏んだ。 平良市街地から西辺、 狩俣、 池間島では北風が迫ったが、 それも難なくクリアして前に進んだ。 スイムを得意としているブロックヒンは最初のランで遅れをとり、 河原、 松丸真幸らも続いた。 バートンは2週目も快調に走り、 ランに入った。
 宮古島大会は、 これまでに最終のランで劇的な勝負が度々見られており、 「今大会もそれが見られるのか」 と注目された。
2位でランに入ったブロックヒンは前をいくバートンに、 市役所平良庁舎付近で追い付き逆転を果たした。 市街地から城辺線では沿道の声援に応えるように力強く走り、 保良で折り返したあとも快調に走り、 トップでゴールして2連覇を達成した。
 女子は、 最初のランからバイクにかけてはベアテ・ゴエーツが酒井絵美を追うレースとなった。 昨年優勝して自信を深めたゴエーツは、 スペインで2カ月間レースに向けてトレーニングした成果を発揮した。 バイクで酒井を抜いてトップに立ち、 その後も快調に走り、 そのままゴールし2連覇を達成した。
 2年ぶりの出場となった酒井は積極的なレース運びで2位に入り、 復活を印象付けた。 3位にリ・ジヒュン、 4位には松丸浩巳が入った。
  宮古毎日新聞

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