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新米ヤギさん お散歩中 (港川小・沖縄)

2013年4月23日 - スタッフ公式
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新米ヤギさん お散歩練習中 港川小
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ヤギの「レイちゃん」は玄関前の岩に登るのも得意だ
=浦添市城間の港川小
 【浦添】港川小で飼育されている「お散歩ヤギ」がこのほど代替わりし、子どもたちの投票で「レイちゃん」と名付けられた。レイは、初代の「メイ」と2代目の「レオ」から一文字ずつ取った名前。“先輩ヤギ”と同じように校外を散歩できるよう、飼育委員会の子どもたちが手綱を引いて校内で練習中だ。(平島夏実)
 飼育委員の奏明(そうめい)君(11)=6年=は「レイは首をなでたら、ちゃんと歩いてくれる」とこつをつかむ。玉城拓海君(11)=同=は「玄関前のリュウキュウマツから桑、セロリまで何でも食べる子」と食欲を見抜き、植え込みの木を食べさせながら校内を散歩している。
 港川小でヤギの飼育を始めたのは約3年前。子どもたちの力で手綱を引けなくなるくらい初代のメイが大きくなったため、那覇市の大石公園ヒージャー愛好会と相談。同市識名の大石公園で育てていた子ヤギのレオと交換した。まもなくレオも「剛力」になったため、今回の3代目がやってきたという。
 レイは生後6カ月で妊娠中だといい、今夏にも出産を迎える見込み。
 崎濱秀一校長は「その時は私が赤ちゃんを引っ張らないといけないな」とドキドキ。ヤギの出産時刻は正午前後が多いとされているため「夏休み中かもしれないが、子どもたちにぜひ見せてあげたい」と期待している。
 ヤギとのふれあいは、命を大切にしたり、弱いものをいたわったりする心の育成が狙い。
 当初ヤギを怖がっていた子どもたちも、シャンプーやエサやりを通して距離感を縮めていったという。
 「このごろ雨でジメジメしているから、レイは小屋の外に出たがらないな。ヤギは湿気が嫌いなんだ」。子どもたちは、ヤギのプチ専門家になりつつある。
  沖縄タイムス

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