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早急に徹底調査すべき (宮古島・沖縄)

2013年4月25日 - スタッフ公式
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ハブ捕獲観光へダメージ危惧、
早急に徹底調査すべき

 平良港第1ふ頭付近の公園内で、 本来宮古島には生息しないはずのサキシマハブ (クサリヘビ科) の幼体が発見されたのを受け、 宮古島観光協会は風評によって島の観光産業がダメージを受けかねないと懸念を示し、 「行政はどのような経路で侵入したかを調べて明らかにし、 改めて宮古島にハブはいないということを知らせてほしい」 と訴えた。
 同協会の池間隆守専務は24日、 本紙取材に対し 「当然だが、 これまで 『宮古島にはハブがいない』 ことを観光の売りにしてきた。 もしいるとしたら観光に与える影響は大きい。
私としては今回の発見で終わることを願うばかりだ」 とコメント。 行政当局に対し、 「ハブが見つかった周辺を再度徹底的に調査し、 他に固体が見つからない、 繁殖の可能性はないと分かれば、 改めて宮古島にハブがいないことを知らしめてほしい」 と訴えた。
また 「推測だが、 港付近で見つかったのなら貨物船の荷物に紛れ込んできた可能性もある。 今後、 船会社に貨物の点検を徹底するよう、 引き続き、 協力を求める必要があると思う」 と話した。
 動植物の生態に詳しい岡徹さん (宮古自然クラブ世話人) =宮古島市在住=は、 「一個体だけ荷物に紛れ込んで来たのなら不幸中の幸いだが、 そうでない可能性もある」 と指摘。
 これまで人に害を及ぼさない動植物が島に入り込んできた時も大騒ぎすることはなかったが、 定着した物も多いと警鐘を鳴らし、 「今は侵入経路や経過も全く分からない状態。
複数の卵が宮古で孵化していた、 他にも個体がいて拡散した│では手遅れ。 ハブの生態に詳しいハブ研 (=県衛生環境研究所) に人材派遣を依頼し、 任意のボランティアを募ってでも現場周辺を徹底的に調査すべき。 公的機関の役割だと思う」 と訴えていた。
  宮古新報

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