前回V娘の母が最優秀賞 本部ナークニー大会
気持ちを込めて、本部ナークニーを歌い上げた稲嶺啓子さん
=本部町山川・やんばる海の駅(大会実行委員会提供)
【本部】やんばる海の駅祭りの恒例イベント「第10回本部ナークニー大会」が21日、本部町山川のやんばる海の駅であり、稲嶺啓子さん(65)=久米島町=が最優秀賞に輝いた。
町内外、県外から10人が出場した。洗練された、味のある本部ナークニーを披露し、会場に詰め掛けたファンを魅了した。
三線歴50年以上という稲嶺さんは、前回大会で最優秀賞を受賞した娘の玉城千春さんの勧めで出場を決意した。「10回大会という事で思い切って出場した。娘に先生になってもらい、アドバイスをもらった。優勝できて本当にうれしい」と喜んだ。
玉城さんは「本部ナークニーは歌のうまさだけでなく、情感がとても大事で、人生経験が歌に出る。8人の子供を産み育てながら、50年以上歌い続けてきた母の本部ナークニーを聞いてもらいたかった」と話した。
そのほかの受賞者は次の通り。(敬称略)
【優秀賞】安里啓子(豊見城市)
【奨励賞】伊藤淳(東京都)
【審査員特別賞】竹内章雄(埼玉県)
【駅長賞】桃原勇希(豊見城市)
沖縄タイムス