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 大野越公園、新展望台が完成 (宮古島・沖縄)

2013年5月1日 - スタッフ公式
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市民多数の利用を 大野越公園、新展望台が完成
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 宮古島市 (下地敏彦市長) が、 大野越公園 (熱帯植物園) に改築事業で建設していた 「展望台」 が完成し、 27日に開所式が行われた。
都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業を活用し、 昨年12月下旬から工事が進められていた。 新展望台の高さは約12㍍で、 平一小学校児童たちのアンケートを参考に 「ツリーハウスと森のきのこ」 をイメージしたデザインとなっている。 同市では 「多くの市民が訪れ、 大野山林の景色と野鳥の鳴き声を楽しんでほしい」 などと利用を呼びかけている。
 午前10時から始まった開所式には、 宮古島市役所職員やデザインのアンケート調査に協力した平一小学校児童らが参加した。
 長濱政治副市長は 「素晴らしい公園に新しい展望台が完成した。 平一小の皆さんにとって思い出のある展望台であり、 みんなに愛され地域に潤いと活気を与える場になってほしい」 などとあいさつした。 参加者らはテープカットのあと展望台に上り、 大野山林などの景色を楽しんだ。
 デザインに協力した平一小の児童たちも新展望台に上り歓声を上げ、 高江洲愛優さんらは 「きのこ色がいっぱいでうれしい。 一番上からの景色がきれい」 と笑顔を見せていた。
 撤去前の旧展望台は、 本土復帰前の1968年6月に建てられ築44年が経過して老朽化が進み、 この何年間は立ち入り禁止だった。
改築工事は都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業を活用し、 4675万円 (建築2929万円、 園路1122万円、 設計560万円) の予算で行われた。 昨年10月に仮設道路を通し、 同12月下旬から工事に入り、 4カ月間の工期で完成した。
 市都市計画課によると、 新展望台の面積は56・72平方㍍、 鉄筋コンクリート造で最高の高さは12・29㍍、 見下ろす高さは地上から約10㍍となっている。
 デザインについて、 当初はいくつかの候補があったが、 「多くの子どもたちに来てもらいたい」 との考えから、 平一小学校の当時5年の児童たちにアンケート調査に協力してもらい、 昨年7月に 「ツリーハウス」 のデザインが決定した。
 展望台の木の木肌は、 宮古島市の花木であるデイゴ調に仕上げ、 大野山林などが展望できる 「きのこの傘」 は、 屋根部分の一番上から 「植物園の木々をイメージした緑」、 「宮古島の輝く太陽をイメージした黄色」、 「宮古島の空と海をイメージした青」、 「宮古島の夕日をイメージしたオレンジ」 の4色を配置している。
 市では、 5月の大型連休を前の完成を目指していただけに、 それが実現したことで宮古青少年の家近くにある新展望台には多くの家族連れや観光客らが訪れそうだ。
  宮古新報

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