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運航再開か 台湾直行便に期待(八重山・沖縄)

2013年5月2日 - スタッフ公式
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復興航空、5月に運航再開か 台湾直行便に期待広がる
 復興航空の石垣花蓮直行便が3月に運航を休止して1カ月余り。台湾への修学旅行を計画している与那国町の教育関係者や7月に台湾で公演を控える八重山・台湾親善交流協会(石垣久雄会長)など台湾との交流に関心を寄せる郡民の間では、運航再開を求める声が広がっている。
 航空便の運航情報を集めた英字サイト「エアラインルート」は4月25日、復興航空が5月23日から週2便、台北近郊の桃園国際空港と石垣との間をA320で運航するとの情報を掲載。
「エアラインルート」は運航ダイヤも紹介しているが、市内の関係者には別の運航ダイヤが伝わっており、運航の実現には調整の余地を残していることをうかがわせている。
 郡内の関係者の間でも「5月23日に運航を再開する」との見方が広まっている。一方、県観光振興課は「(復興航空が石垣への運航を)5月末にやりたいとは聞いているが、具体的にはまだ分からない」としており、慎重に推移を見守る考えだ。
 八重山経済人会議の大浜一郎代表幹事は「A320の定員は150人。これまでのATR72の2倍だ。桃園と直接つながる点も大きい。桃園には各国から路線が乗り入れており、石垣が桃園を通じて世界各地とつながることになる。
石垣からの搭乗率を高める取り組みや、石垣から台湾へ向かう航空ルートの短縮も重要だ」と話し、運航再開に強い期待を示した。
 与那国町では本年度、町立の中学校2校がいずれも台湾への修学旅行を計画。小学生のホームステイも前年度同様に台湾で実施することにしている。
 町教委では「中学校の修学旅行は5泊6日で行う。直行便がないと、那覇経由で台湾へ行くことになり、那覇で2泊することになるのではないか。折角、台湾で修学旅行を行うのに、台湾では3泊しかできない」(東浜一郎教育課長)と話し、教育上の観点から直行便の必要性を指摘する。
 八重山・台湾親善交流協会は7月、石垣からの直行便で台湾入りしたい考えで、旅行代理店と協議中。
 4月18日から21日まで、石垣会長らが打ち合わせのために台湾に滞在。石垣台湾間の直行便がないため、那覇経由で訪台した。今後、公演の進め方を詰めるため、本番前の訪台を検討しているが、石垣会長は「那覇経由では1人10万円ほどの負担になる。直行便があれば、時間的にも節約になる」と直行便の再開に期待を寄せる。
  八重山毎日新聞

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