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パッションフルーツ本格的シーズンに (宮古島・沖縄)

2013年5月6日 - スタッフ公式
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パッションフルーツ本格的シーズンに
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「キリストの受難」 に由来するパッションフルーツの花
=市内上野の農園
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受粉から2カ月後には収穫となる果実
 近年、 宮古島市でも生産者が増えているパッションフルーツ。 その名前は個性的な形の花から由来している。 栽培技術の普及に伴いほぼ年間通して出荷されているが、 熱帯果樹だけにこれから夏にかけて味も良くなり本格的な旬を迎える。
 英名のパッションは 「情熱」 ではなく 「キリストの受難」 を意味している。 昔、 南米を訪れた欧米の宣教師が花の形を見て、 十字架に磔刑にされたキリストの受難を連想し、 布教に用いたと言われている。 雌しべや雄しべ、 副冠の形が十字架や釘、 茨の冠などに例えられる。 ちなみに和名は時計のように見えるので 「トケイソウ」。
 花は今の時期なら午前10時過ぎ頃から咲き始め、 動きが目で追えるほど早く開花する。 受粉から約2カ月で自然落下し収穫される。 最近はハウスや電照栽培などで収穫期が広がっており、 台風シーズンや真冬以外はほぼ出荷されている。 とても香りが良く、 追熟して表面にシワが出てくると食べ頃になる。
 JAあたらす市場でも今月に入って入荷量が増えている。 現在は約20人が出荷しており、 同市場は 「パッションフルーツは人気がある。 加工にも向いている。 今後も生産量は増えていく」 と話し、 マンゴーシーズン前の地元産フルーツとして期待している。
  宮古新報

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