317キロのクロマグロ 尾に針かかりゲット
尾にかかった針(左手付近)で釣り上げたクロマグロ
と高橋さん=石垣漁港
【石垣】八重山漁協所属のマグロはえ縄漁船「萌丸」の高橋拓也船長(41)が1日、針が尾に引っかかった317キロのクロマグロを一人でたぐり、約3時間かけて船上に引き上げた。針のかかった尾は切断され、漁業関係者が次々に見回し「これで300キロ超が釣れるのか」と驚きの声を上げた。
高橋さんは一人でクロマグロを追う漁師で、この大物は巻き上げ機を使ってたぐり寄せた。「針の餌を食べて回遊しようとした時に尾がひっかかったかもしれない。少しずつ巻き上げたので、マグロ自身は針にかかったのに気づいてなかったかも」と振り返った。
それでも巨体を船体に引き上げる時は「普段の5倍の力をかけた」と笑った。
沖縄タイムス