[カナダ]沖縄空手世界に普及 小林流門下生が講習
形の演武を披露する参加者=カナダ・ビクトリア市
【宮城盛功通信員】
沖縄小林流空手振興会カナダ本部(会長・喜久川政信範士9段、宮古島市出身)の指導者養成講習会が4月20日、B・C州のビクトリア市で行われた。
日本、アメリカからの招待者が参加し大会を盛り上げた。日本からは福岡県養秀会の山元氏が参加し祝辞を述べた。
喜久川範士は開会のあいさつで「沖縄の空手は、平和を愛する私たちの祖先が苦難の歴史の中で創造し、生活の中で守り育てられ、今日まで受け継がれてきた貴重な文化遺産。空手道は今や日本国内はもとより世界各国で普及発展し国際交流親善に大きな役割を果たしている」と述べた。
喜久川範士ビクトリア本部道場、トロント、ノバスコシア、オタワの支部道場を含めると門下生は千人余を数える空手界屈指の大組織。これらの支部の連携、道場を網羅して毎年1回ビクトリア大会が行われる。
大会に先立ち喜久川範士と山元氏はビクトリア市長を表敬訪問し大会の報告と「今後、空手道を通じ国際親善、スポーツに寄与したい」と抱負を述べた。
沖縄タイムス